型式認定の中古戸建

イニシャルが泣き顔(T.T)の田尻です。

今回は以前にお取引をした中古戸建のお話です。そのお客様は昭和50年代にハウスメーカーによって建てられた軽量鉄骨造の建物を購入してリノベーションを検討されていました。

住宅購入者への税制優遇制度に住宅ローン控除というものがあり、このお客様はその利用も含めて考えていたのですが、軽量鉄骨造の建物の場合は築20年以内という要件があるので、そのままですと利用することができません。
ですが築20年以上経っていても耐震適合証明書を取得することができれば住宅ローン控除の利用が可能になります。

それなら耐震適合証明書を取りましょう!という話になるわけですが、ここに落とし穴が・・・

ハウスメーカーの型式認定で建てられた住宅の場合、耐震適合証明書の取得がそんなに簡単ではありません。型式認定とは、ざっくりいうと国土交通大臣から予め認定された構造や仕様などに則った型式で建てるのであれば、確認申請業務が簡略化できるしくみのことです。

型式認定は各ハウスメーカー独自のものなので、建てたハウスメーカーしか分からない部分があり、それを増改築しようとすると分からない部分を一から紐解いていかなければならず、ハードルが高くなってしまうわけです。

ハウスメーカーでの新築、建て替えやハウスメーカーの中古戸建購入を検討される場合はご注意くださいね。

ちなみに今回のお客様の場合は、不動産のご契約前に上記のご説明をしたところ元々建っていた中古戸建を取り壊して建替える方向で進めることになりました。

コストもそんなに変わらないくらいでしたので、結果としては良かったと思います。
(T.T)
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