月別アーカイブ: 2023年6月

逗子マンション斜面崩壊事件

こんにちは。代表の田尻です。

2020年2月に発生した逗子市池子のマンションの斜面崩壊事件で遺族とマンション住人との和解が成立というニュースが流れていました。

民法第717条で土地の工作物等の設置または保存の瑕疵によって損害が生じた場合、占有者及び所有者に責任があるとされていますので、マンション所有者も責任を追及されていました。

マンション所有者の方々が危険性についてどの程度把握されていたかは分かりませんが、上記責任は所有者の場合は無過失責任ですので、自分に過失がなくても責任を負うことになります。

マンションは専有部分に目が行きがちですが、全体の管理状態を見る必要があるという教訓になる事件でした。マンション購入を検討中の方は、このような点にも注意してお探し下さい。

宅地造成及び特定盛土等規制法

こんにちは。代表の田尻です。

2021年7月に熱海市で大規模な土石流によって多数の民家が流され、多くの方が亡くなった災害はまだ記憶に新しいと思います。

この災害がきっかけとなり、不適切な盛土等を規制するために宅地造成等規制法が抜本的に改正され、「宅地造成及び特定盛土等規制法(盛土規制法)」という法律が先月26日から施行されました。

2年間の経過措置期間の中で基礎調査が行われ、新たな規制区域の指定が行われていくようです。まだ横浜市の行政地図情報をみても何も変わっていませんので、見ても気づかないかもしれませんが、これから不動産購入を検討されている方は一応、気にかけておいていただければと思います。

電柱プレートの見方

※厚木市のホームページ画像をお借りしております。

こんにちは。代表の田尻です。

先日、相模原市の土地の電柱移設(撤去)の相談で東京電力に立ち会ってもらいました。問題の電柱は、その土地への引込にも使われているのですが、それ以外のお宅への引込には使われていないため、移設 (撤去) も簡単かと思いきや、道路向かいの電柱の支柱になっているとかで、移設 (撤去)には色々とクリアにしなければならない点があるようでした。一度持ち帰って検討してもらっているので、無事に移設ができることを祈るばかりです。

その時、東京電力の方とお話している中で、電柱の見方を教えてもらいました。

上記画像のようにNTTのプレートがついている電柱も多いので、どこの所管かはどうやってわかるの?と聞くと、一番下のプレートが所有者のものになるとのことでした。東京電力のプレートが一番下の場合は東京電力の所管というわけです。

設置された年もプレートもしくは電柱に埋め込まれた白い陶器に記載されているそうです。

今はできる限り電線が敷地の上空を通過しないように設置するようですが、かなり昔に建植された電柱の場合は、電線が敷地の上空を通過していることもよくあるそうです。

今度、電線が上空を通過している土地を見かけたら、電柱プレートを確認してみようと思います。