こんにちは。代表の田尻です。
弊社の加盟する全日本不動産協会から毎月「月刊不動産」という会報誌が届くのですが、その中に興味深い裁判例があったのでご紹介します。
買主が建売業者から隣地に工場がある建売住宅を購入したのですが、購入時に営業担当者からは工場について何も説明がなかったそうです。入居後、買主が工場からの騒音、振動を知り、契約解除の訴訟を起こしたという事件でした。
不動産業者が何も説明していないのだから当然責任を問われるのだろうな、と思いながら読み進めていくと買主の請求は棄却という判決になっていました。詳細は省きますが、平日日中は騒音や振動が簡単に確認できるのだから、それを確認しなかった買主に過失があるという判断になったようです。
不動産業者側がしっかりと説明してくれれば問題はないですが、ネガティブ情報は隠そうとする営業担当者もいます。周辺環境などご自身でも確認できるところはできる限り確認された方が安全だと思います。