月別アーカイブ: 2023年7月

土地購入と建築のはざま

こんにちは。代表の田尻です。

春先にご契約させて頂いた大和市の土地のお引渡しが本日完了しました。売主様もとても良い方で気持ちよくお取引ができて良かったです。

買主様は建築を依頼する工務店さんと現在打合せ中で具体的な着工時期などは未定の状態です。請負契約もまだ取り交わしていません。

そんな中、土地契約上では売主様に3か月間、契約不適合責任を負って頂いているので、土地上にある既存家屋の解体はその期間内に行って、地中埋設物がないかなど確認をしたいところです。

解体工事は工務店さんの発注で行うことも多いですが、まだ請負契約も取り交わしていない中ですので、私が解体工事もフォローさせて頂くことになりました。

土地の境界が解体予定のブロック塀上に設置されている箇所があり、解体後にその復元も必要になるため、土地家屋調査士の手配など買主様ご自身ですべて調整するのは大変だろうな…とも思いましたので。

ちなみに独立前に勤めていた不動産会社ではご決済後のお客様のフォローはしづらい環境でした。売上至上主義の会社でしたので、売上に直結すること以外はやるなという雰囲気が社内にあるのです。たぶん某中古車屋さんと同じような環境だと思います。

そう考えると土地購入後にフォローを必要としている人は結構いるのかもしれないな、と思いました。弊社は売ったら終わりではなく、土地購入と建築のはざまを埋めることができる存在でありたいなと思いました。

会社の体質

こんにちは。代表の田尻です。

ここ最近はビックモーターのニュースがよく流れていますね。私も車の査定で登録したことがありますが、その後の営業電話がすごかったです。すべての店舗に情報が共有されているようで、色々な店舗、色々な担当者から何度も電話がかかってきてかなり迷惑な状態でした。この不祥事のニュースが流れている中でも電話をかけてくるところはさすがとしか言えないですね。

不動産業界も結構似たところがあるので、想像通りの会社だな…という印象でした。利益を上げることは会社として当然の事ですが、そればかり優先してしまうとお客様の利益を度外視する結果が生まれてしまいます。

目先の利益にとらわれずに、正しく営業していく方が長い目で見ると良い結果につながると思います。今回の事件を機にビックモーターだけではなく、同じようなやり方をしている会社の体質改善が図られると良いですね。

アスベストの無料調査

こんにちは。代表の田尻です。

建築物を解体する際には、アスベスト含有建材の事前調査と調査結果の報告が義務づけられています。調査の結果、アスベスト含有建材が含まれていた場合は、解体費用はかなり高くなってしまう可能性があります。

私も古家付き土地の売買をすることがよくありますが、解体時にアスベストが出ないかいつもハラハラします。幸いにして今まで出てしまったことはないですが…

神奈川県や横浜市などでは、アスベストが含まれているかどうかの無料調査やアスベスト除去の補助制度が設けられています。各自治体ごとに条件は異なるようですが、ご所有の建物にご不安がある方は、このような制度の活用を検討されてはいかがでしょうか。

古家の解体工事について

こんにちは。代表の田尻です。

土地購入をするときに古家が残っていることがあります。売主側で解体して更地で引渡してくれると良いですが、古家がある状態で現況引渡しということもよくあります。

この場合は、購入した後に買主が古家を解体することになります。

少し話がそれますが、不動産契約の中で契約不適合責任というものがあります。
契約不適合責任とは、引き渡された不動産が契約の内容に適合しない場合に、売主が買主に対して負う責任のことです。土地取引の場合は、例えば地中からガラが出てきたり土壌汚染が発見された場合には、契約不適合にあたる可能性があります。この契約不適合責任は個人間売買の場合は、引き渡しから3か月程度とする場合が多いです。

土地取引で契約不適合責任が発見されるとすると解体工事の時の可能性が高いので、できれば契約不適合責任が適用される期間内に解体してしまいたいところです。

そこで問題になることがあるのが、解体費用をどうやって捻出するかです。

解体費用も住宅ローンに含めることはできるのですが、建物分の住宅ローンが実行できるのは、建物の請負契約書と建築確認済証が揃ってからです。

建物の打合せがどのくらいの期間でまとまるか次第ですが、ちょっとこだわった注文住宅をお考えの方ですと、打合せ期間もそこそこ長くかかることが多いので、そうこうするうちに契約不適合責任の期間は過ぎてしまいます。

お手元の資金がある方の場合は、先にお手元の資金から解体費用を立て替えておくこともできるので、取れる選択肢が増えますが、そうでない方は後の流れをよく考えた方が良いと思います。

ちなみに上記は契約不適合責任の観点からベターな方法ですが、固定資産税負担の観点では解体時期は着工間際の方が良い場合があります。解体して年越しをしてしまうと翌年の固定資産税が高くなるためです。

古家付きの土地を購入される際は、引渡しの時期など踏まえて、どのような方法をとるのがベストなのか、しっかりと検討して進めることをおすすめします。

ラーメン博物館

こんにちは。代表の田尻です。

子供がどこで聞いたのかラーメン博物館に行きたいと言い出したので、何十年ぶりに行ってみました。1~2回しか行ったことはないのですが、昭和のレトロな雰囲気は何となく覚えていて、懐かしい感じでした。

せっかく入場料も払ったのだからと貧乏根性が出てしまって、3軒もはしごして、色々なラーメンを楽しませて頂きました。ミニラーメンでしたが、子供も全部完食していました。もう中学生なのでよく食べるようになりました。

ラーメンといえば、建物構造にラーメン構造というものがあります。

ラーメン構造とは、柱と梁で建物を支える構造でマンションなどでよく採用されています。柱と梁で支えているので、間取りの自由度が高いのがメリットです。

これに対して団地などは壁式構造という耐力壁で建物を支える構造になっています。お部屋の中に抜けない壁ができるので、間取りの自由度は制限されます。

初めてラーメン構造という名前を聞いたときは、拉麺を想像しましたが、 ドイツ語で「枠」という意味がある言葉のようです。

ラーメン博物館から全く違う話になってしまいました…