月別アーカイブ: 2017年9月

旗竿地(敷地延長)のメリットデメリット


こんにちは。代表の田尻です。

上図のように敷地の一部が通路状になっている土地を旗竿地(敷地延長)と言います。一般的に道路に面している距離が長い方が土地の価値は高くなるので、敷地Aと敷地Bでは敷地Bの方が価格は高くなります。

敷地Aのような旗竿地は、通路で奥に入ったところに建物を建てますので、周りが隣地の建物で囲まれている感じになってしまう土地が多いのは確かです。また、通路の幅が2mしかない場合ですと車を止めると人が行き来しづらくなってしまうので、そのあたりも敬遠される理由のひとつです。

ですが、旗竿地だからといって、それだけで選択肢に入れないのはもったいないと思います。というのも、旗竿地でも隣地に建物がなかったり、建物との距離が離れていることで想像しているよりも開放感が感じられることはよくあるからです。

実は私の自宅も旗竿地なのですが、玄関から道路まで距離があるので、子供が一人で出てしまっても安心だったり、道路を行き来する人から室内が丸見えにならないといったメリットもあります。私の自宅は通路部分が2.7mですが、車を寄せて止めればベビーカーでも十分行き来できます。最近分譲されている土地の場合は通路部分が最低でも2.5mは確保されている土地が多いので、有効幅でそれだけ確保されていれば駐車して人が行き来する分には問題ないと思います。(できればもう少しゆとりがある方がベターですが・・・)

ちなみに弊社のお客様はご自宅を建てるための土地をお探しの方が多いので、あまり気にされることはないのですが、旗竿地の場合、自治体によって条例で集合住宅等の建築が制限されることがあります。横浜市の場合は横浜市建築基準条例の中で通路幅が4m以上でない場合は床面積は100平米以下に制限されています。建築用途によっても土地のチェックポイントは変わりますので覚えておいて下さいね。
(T.T)
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中古マンションリノベーション完成見学会|マツザワ設計


アーキプロジェクトが一緒にお仕事をさせて頂いている設計事務所・マツザワ設計の松澤さんが設計した中古マンションリノベーションの完成見学会が10月7日(土)に開催されます。場所はJR南武線「久地」駅から徒歩10分ほどのところです。

マツザワ設計の松澤さんはキノイエセブンのメンバーとしても活躍されており、文字通り「木の家」の設計を得意とする建築家さんです。木の家というと戸建てのイメージが強いかもしれませんが、今回はマンションで木に囲まれた暮らしを実現されました。

リビングの真ん中には栗の丸太300øがどっしりと佇んでいます。古材がお好きな建て主様に合わせて、古材風に化粧梁を加工してもらったりと木の素材感を十分に感じられるお家になっています。

建築家が建てた家を実際に見ることができるチャンスは限られていますので、ご興味がある方はぜひご参加ください!

日時:2017年10月7日(土)10:00-12:00/13:00~16:00
場所:神奈川県川崎市
交通:JR南武線「久地」駅より徒歩10分程度
設計:マツザワ設計
施工:株式会社堀井工務店
※予約制となります。ご見学をご希望の方は【お名前/ご住所/電話番号(当日連絡先)/参加人数/来場予定時間】をメールにてお送り下さい。折り返しご案内図をお送り致します。(10/6(金)15時締切)⇒予約メールアドレス/smat@aa-mat.net
※建て主様にお引渡し前の家となりますので、汚したり傷がつかない様、ご配慮をお願い致します。
(T.T)
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融資実行前に転職をしてしまったら?


こんにちは。代表の田尻です。

土地を購入して注文住宅を建てる場合、住宅ローンの融資実行は複数回に分かれます。融資総額のうち、土地の決済時(所有権移転時)に土地購入に必要な資金をまず融資実行してもらい、建物が着工したら依頼している工務店さんの支払いスケジュールに合わせて残りの融資を分割で実行していきます。

融資が全額実行されてから転職をするのであれば、滞りなく返済している限り金融機関から文句を言われることはありませんが、土地を住宅ローンを利用して購入後、建物が完成する前(住宅ローンの最終実行前)に転職してしまったらどうなってしまうのでしょうか?

金融機関の担当者に聞くとかなりまずい事になるので絶対に止めてくださいと言われます。実際のところは起こってしまった時点で状況に応じて対応することになるのでしょうが、金融機関としても建築途中のまま工事が止まってしまっては建物への抵当権設定もできないので、何とか完成させる方向に持って行くのではないかと思います。ですが、融資してもらえない可能性もあるでしょうし、融資してもらえたとしても融資条件が悪くなる可能性もありえます。いずれにしてもリスクの高い話になってしまいますので、融資の最終実行前の転職は避けた方が良いと思います。

不動産会社の担当によっては、土地を売りたいがために土地の融資実行が完了すれば大丈夫と言ってしまう方が実際にいらっしゃるようですが、トラブルになってしまう場合がありますので、くれぐれもご注意ください。
(T.T)
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鎌倉の平屋建て|建築家デザイン住宅


こんにちは。代表の田尻です。

今日は懇意にして頂いている建築家・H2DO一級建築士事務所の久保和樹さんが設計したお宅を拝見してきました。もうお施主様がお住まいでしたが、竣工写真の撮影をするということで図々しく便乗させて頂きました。

建築地は鎌倉市の周りが自然に囲まれたかなりゆとりのある敷地です。写真の通り敷地の周りには木々が生い茂っています。敷地が広大なので、建物は贅沢に平屋建てです。

敷地に対して建物をL型に配置することで隣地からの視線を遮り、山に向かって大開口を設けることで、LDKから庭に向かって広々としたプライベート空間が広がっていました。L型の1辺がLDK、もう1辺に居室が配置されています。その居室に向かう廊下はかなり長くキャッチボールでもできそうな廊下でした。

大開口の建物を支えるのが上写真の梁です。こんなに太くて長い梁は初めてみました。建築地までの途中は道が細いところもあるので、搬入が大変だったようです。

鎌倉市は開発や風致地区など制約が多い地域ですので、設計や施工途中は大変なことも色々とあったようですが、それを乗り越えてとても素敵なお住まいが完成していました。今日もとても面白いお住まいを拝見させて頂きました。

ところで話は全く変わりますが、今日撮影をされていた写真家の新良太さんからお聞きしたのですが、弊社が横浜市青葉区にあることを話すと「もしかしてガンダム好きですか?」と聞かれました。「???」意味が分からずに聞き返すとガンダムにア・バオア・クーという宇宙要塞が出てくるようで、実際に新さんの知り合いでガンダム好きの方が青葉区に住んでおられるそうです。確かに響きは似ていますが・・・
(T.T)
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単身者の住宅ローン


こんにちは。代表の田尻です。
単身者の住宅ローンについてです。

以前は単身者の住宅ローンというのは、審査が厳しめに見られることが多かったように思います。単身者ですと間取りが1LDK前後の広さの案件が多いので、住宅ローンの低い金利を使って購入して、賃貸として貸し出してしまうのでは?という見方をされてしまうからです。

ところが先日某金融機関とお話をしていると最近は傾向が変わってきているという話を聞きました。金融機関は常に住宅ローン利用者のデータを分析しているようで、女性の単身者への住宅ローンは延滞率が低いというデータが出ているのだそうです。なので昔と比べると女性単身者の住宅ローンは積極的に取り扱うようになっているのだとか。時間の経過と共に金融機関の審査基準も変わっていくものですね。

ちなみに単身の男性が一戸建てを建てたいという相談もよくあるのですが、こちらも金融機関はあまり良い顔をしない印象があります。以前にそのような案件を持ち込んだときは単身者がなぜ一戸建てを買うのか?と質問されました。「そんなのお客様の勝手でしょ?」と思うような質問ですが、近々結婚を予定しているとか、一戸建てを購入する根拠となるストーリーがほしいようです。まあ分からんでもないですが・・・
(T.T)
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