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住宅取得資金の贈与の特例

こんにちは。代表の田尻です。

お住まいづくりをする際、一定の要件を満たしている場合は、ご両親様からの資金の援助を受けても贈与税が非課税になるという制度があります。

住宅取得資金の贈与の特例という制度で、建築(購入)する建物の仕様によって500~1000万円を非課税で贈与してもらうことができる、とても有利な制度です。

この制度を利用するためには、贈与してもらった翌年の3/15までに建物が完成している必要があり、税務署に対して申告の手続も必要となります。

建売のように出来上がったものを購入する場合は分かりやすいですが、土地を購入して注文住宅を建築するような場合は、建物の完成時期をしっかりと確認して計画を進める必要があります。

3/15までに建物が完成していない場合でも、上棟まで進んでいれば特例は適用されますが、この場合でも贈与を受けたお金は、3/15までに支払いを済ませておく必要があります。

それ以外にも色々と適用の要件がありますので、ご興味のある方は下記国税庁HPを確認んしてみてください。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4508.htm

「建築家と作る家@中古住宅/選び方からリノベまで」

横浜を拠点に活動する2名の建築家さんとコラボしたイベント、第3弾です。

ここ数年、中古住宅を購入して、リノベーションをする方が増えてきています。
でも、中古住宅はどのように選べば良いのか心配ですよね。

そこで、今回は中古住宅を選ぶ時の注意点や中古住宅を素敵なお住まいに蘇らせるリノベーション(リフォーム)のポイントなどをテーマとした相談会を開催します。

これから中古物件の購入をお考えの方から、ご自宅の改修をお考えの方まで、お気軽にご相談下さい。

【よくある相談内容】
・中古住宅を選ぶ時に注意することは?
・リノベーション(リフォーム)費用もローンは使えるの?
・土地を購入して注文住宅を建築するのと比べてどっちが良い?
・全体の予算はどのくらいで考えたらよいの?  など

■ 日 時 : 2022年9月11日(日) ①13:30〜 / ②15:30〜 / ③17:30〜(各回限定一組)
■会 場 : 家づくりの会 市ヶ谷ギャラリー
      東京都千代田区三番町20-2 三番町パークライフ104号
      >>アクセスマップ  
■ 参 加 :BUILTLOGIC・石黒隆康/ 小野育代設計事務所・小野育代/アーキプロジェクト・田尻竜也
■ 参加費 : 無料
■ 特 典 : KINOIESEVENの書籍「木の家を楽しむ〜居心地の良い時、暮らしを紡ぐ〜」をプレゼントします。
■ 申込先 : NPO法人家づくりの会

個別相談ご希望の方は、 コチラ info@npo-iezukurinokai.jp へ、
お名前/年齢/参加人数/相談希望時間帯/当日のご連絡先を添えてお申込みください。

接道義務


こんにちは。代表の田尻です。

建物を建てる際に接道義務というものがあります。建築基準法上の道路に敷地が2m以上接していないといけないというルールでお客様でもご存じの方は多いです。

今回はその接道義務に関する実際にあった怖いお話です。

先月、神奈川県某市の中古戸建の売却依頼を頂きました。以前に土地の購入やマンションの売却のお手伝いをさせて頂いたことがあるお客様で今回が3度目のご依頼でした。

売却依頼を頂いた中古戸建は間口2mの旗竿地でしたので、2m確保されているかどうかが一番のポイントとなる物件でした。

まずは私が現地でメジャーをあてて確認したところ、2mを切っている箇所がありそうに見えました。とはいえ、購入当時は某大手仲介業者の仲介で購入されていたので、まさか間口2mが確保できていない土地を販売するはずがないと思いつつ、改めて土地家屋調査士に調査を依頼しました。

その結果、間口が2mない土地ということが判明しました。間口2mというのは、接している道路から奥の宅地部分までずっと2mが確保されていなければならず、1カ所でも2mを切っているとNGとなります。道路と接する部分だけ2mではNGです。

今回の土地は通路部分が途中で曲がっている旗竿地なので、分かりづらいところがあったのかもしれませんが、一番大事な部分ですから、なんで確認せずに売ってしまったのだろうと思ってしまいました。

接道ができていないと建築ができなくなってしまいますので、一番と言っても良いくらい大事なポイントです。もし間口が狭い物件を検討される際はご注意下さい。