
こんにちは。代表の田尻です。
今回は土地購入時の住宅ローンの注意点についてのお話です。
土地を購入して注文住宅を建築するとき、土地の購入費用も住宅ローンで借りることはできますが、金融機関としては、住宅資金として貸し出すお金ですので、建物も含めて一体で審査をします。
ただ、土地購入時点では建物の詳細な打ち合わせはスタートしていないことが多く、具体的なプランや見積りを出すことはできないことが多いです。この場合、想定される床面積、建物価格に近い仮のプランと見積りを作成して審査をします。
ただ、金融機関によっては仮のプランと見積りだけでは審査ができず、建物の請負契約書まで求めてくるところもあります。
住宅ローンの審査にはタイムリミットがあり、一定の期間内に承認を取り付ける必要があるのですが、上記のように請負契約書を求めてくる金融機関ですと、期限に間に合わない可能性があります。その場合は、いわゆるローン特約(ローンの正式承認が得られない場合に白紙解約できる特約)が切れてしまい、買主様にとってはリスクのある話になってきます。そのリスクを回避するためにやむを得ず、しっかりと検討できないまま、本意ではない請負契約を取り交わしている方もいるようです。
土地購入と金融機関選びはセットで考えた方が安全ですので、これから家づくりをされる方はくれぐれもご注意ください。