囲い込みの実態

イニシャルが泣き顔(T.T)の田尻です。

先日のワールドビジネスサテライトで「不動産業界の暗部」という特集を放送していました。

不動産業界では、売買を円滑に行うためにレインズという業者間共通のデータベースを使って物件情報を共有しています。

物件の売却依頼を頂いた際は契約形態にもよりますが、基本的には媒介契約から数日中にレインズに登録をして買い手を探さないといけません。

レインズに登録されると色々な業者からの問合せが入り、現地へのご案内などを経て買い手が見つかるという仕組みです。

ところが他業者から物件の問合せが入った際に「商談中」などと嘘をついて物件を紹介させない場合があります。この行為を「囲い込み」と言います。

なぜこんなことをするのかというと自社で買い手を見つけた方が受け取れる報酬が増えるからです。

この行為によって一番被害を受けるのは売却を依頼した売主です。買い手がつくのを妨げられるわけですから、なかなか売れずに値下げを余儀なくされることもあります。

この特集では、不動産仲介の大手数社が「囲い込み」をやっていると放送されていて、その会社の幹部は会見で「そんな事実はない」と言っていましたが、業界内では知らない人はいないくらい日常的に行われている行為だと思います。

ようやくこの「囲い込み」が問題視され始めたようで、今後、防止に向けた取り組みがなされていくようです。

これを機に不動産業界の悪いイメージが少しでも払拭されることに期待したいと思います。
(T.T)

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