中古マンション取引で違約解約


こんにちは。代表の田尻です。

先日鴨居のららぽーと付近を通りかかったときにららぽーとに隣接して建っているマンション、パークシティLaLa横浜が目に入りました。ニュースにもなったのでご存知の方も多いと思いますが、建物を支える杭の施工不良やデータ改ざんによって建物が傾いてしまったマンションです。

実はこの傾きが発見される数年前ですが、このマンションの1住戸を所有していたお客様からご売却のご依頼を頂いて、お取引をさせて頂いたことがありました。そんなこともあり、施工不良のニュースが流れたときはびっくりしたものです。先日見たときには建物は覆われていて、いよいよ解体工事に入ったようでした。私がお取引をした建物は傾いていなかったのに全部の棟を取り壊すなんてもったいない気もしますが、やはりお住まいの方は不安ですよね。

このパークシティLaLa横浜の取引は今でも記憶に鮮明に残っています。この売主様はお住替えのご計画で先にご新居を購入頂いていました。ご新居の引渡しが数ヶ月先だったため、その間に売却活動をする流れで計画を立てていました。予定通り、ご希望の価格で買主様が見つかり無事ご契約、後はお引渡しを待つのみ・・・のつもりでした。ところが、お引渡しの1週間前になって突然、買主様が解約の申し出をしてきたのです。

売主様はすでにご新居へのお引越しの準備も進めてしまっています。ご売却ができないとご新居の決済もできません。売主様には何も落ち度は無いのに多額の損害をこうむってしまいます。このような場合は当然、買主様は無傷で契約を解除できるわけではありません。この段階での解約は違約解約となり、売買代金の10~20%という多額の違約金を支払うことになります。このときも紆余曲折はありましたが、しっかりと違約金を支払っていただき、契約を解除することになりました。

その後、住宅ローンを組み換えるなどしてご新居は何とか決済することができ、ご売却の方は新しい買主様も見つかって、無事にお住替えの計画が完了しました。

結果的には違約金分お得にお取引を完了することができて、売主様としては結果オーライとなりましたが、途中は精神的につらい思いをされたと思います。私としても二度と味わいたくない経験です。
(T.T)
~アーキプロジェクトでは土地探し・住宅ローン・資金計画の無料相談受付中!~
http://www.archproject.co.jp/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です