金融機関は馬鹿じゃない。

イニシャルが泣き顔(T.T)の田尻です。

先日、土地購入をして新築の注文住宅を建てたいというお客様とお会いしました。お話をお聞きすると、その方は転職して半年ほどで自己資金もなく、諸費用までフルで借入したいとのこと。過去に離婚歴があり、養育費の支払い義務もある様子。

厳しい条件ですので、そのままの条件で借入できる金融機関はなかなかないのですが、ご紹介の案件でもありましたので、何とか希望の借入ができる方向に持っていこうと親御さんからの援助なども検討しつつ、お打合せを重ねておりました。

ですが、この案件は最終的にはこちらからお断りすることになりました。理由はいくつかありますが、一番はお客様が金融機関を騙そうというニュアンスの発言をされたからです。

住宅ローンの審査をする上で、悪材料をあえて言う必要はありませんが、金融機関も馬鹿ではないので当たり前に分かることは質問してきます。それに対して不動産業者の立場で嘘は言えません。万一それが金融機関に分かってしまったら、その金融機関とのお取引ができなくなってしまいますし、嘘をついて借入をした本人もそのツケを払わされることになります。住宅ローンの審査は難しいものではありませんが、そんなに甘いものでもありません。金融機関もしっかりと見るところは見ています。

余談ですが、このお客様はお打合せをしている期間中、知らないうちにお引越しをされていました。たかが引越しですが、これから家を買おうという人が自己資金もないのに引越しするのは計画性がないと見なされて金融機関にはあまり心象はよくありません。細かいところですが、そんなところも金融機関は見ていますので、ご注意ください。
(T.T)
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